ミントン「ハドンホール」とは

概要

「ハドンホール」シリーズは、ミントンの代名詞ともいえるシリーズです。
ミントン屈指のデザイナー「ジョン・ワズワース」が、イギリスの中世の城ハドンホール城の礼拝堂に残る壁画やタペストリーから着想を得て生み出したといわれています。パッションフラワー、パンジー、カーネーションなどの花々が図案化され、東洋的なエキゾチシズムが感じられるこのデザインは、発売以来世界中でベストセラーのパターンとなっています。
カップ&ソーサー以外にも、テーブルウェアやエプロンなどの小物の展開も充実しています。
前期のハドンホールは英国製、近代の物はインドネシア製になっています。

バリエーション

ハドンホールは1948年に発表されたオリジナルモデル以外に、様々な派生シリーズや記念モデルが展開されています。

ハドンホール

デザイナーのジョン・ワズワースが、ハドンホール城の壁画とタペストリーからインスピレーションを得てデザインしました。カーネーション、パッションフラワー、パンジーなどの花々を、10種類以上もの色を使い表現しています。1948年に発表されて依頼、ミントンの永遠の定番品として世界中の人々に愛されています。

ハドンホール ブルー

オリジナルのハドンホールはカップの縁などにグリーンのラインが入っていますが、こちらはブルーのラインが入っています。また、花の色も一部ブルーに変更されています。ハドンホールが発表されたときに色違いでデザインされていましたが、当時は発売されず、1993年のミントン設立200周年を記念して発表されました。

ハドンホール(50周年記念モデル)

ハドンホールの誕生50周年を記念して、1998年に発売されました。オリジナルでは縁にグリーンのラインが入っていますが、50周年記念モデルでは縁に金彩が施されて豪華な印象です。グリーンとブルーの2色展開されています。

リーガルハドンホール

「リーガル」とは”王者の”という意味です。ハドンホールにセーブルと同じ技法を用いてターコイズブルーの彩色をし、緻密なボタニカル柄の金彩を施した王者の名にふさわしい豪華なモデルです。

ハドンホール トレリス

「トレリス」とは蔓植物をはわせるための格子状のフェンスのことです。ハドンホールの縁の線の部分に格子模様が追加で描かれていて、落ち着いた印象に仕上がっています。グリーンとブルーの2色展開で、2002年に発売されました。

ハドングローブ、ハドンライズ

ハドンホールのモチーフを取り出し、大胆に拡大して図案化したシリーズです。オリジナルのハドンホール(グリーン)の配色の「ハドングローブ」と、ハドンホールブルーの配色の「ハドンライズ」の2色展開で、2004年に発売されました。

ハドンホール セレブレーション

2005年に発売された、ジョン・ワズワースの没後50周年を記念して作られたシリーズとなります。ハドンホールのカップ・ソーサーの縁にカラーの帯が入っていて、グリーン、ブルー、ピンク、イエローの4色のバリエーションがあります。

マジェスティク ハドンホール

ミントンの王室御用達150周年記念で作られたシリーズで、2006年に発売されました。たっぷりの金彩と緻密に書き込まれた草花模様が圧倒的な存在感を放ち、豪華な雰囲気を醸し出します。

ダイヤモンド ハドンホール

ハドンホール誕生60周年を記念し、2008年に発売されたデザインです。ハドンホールの色鮮やかなデザインに加え、ハドンホールのモチーフがパールのような輝きを放つ地模様としてあしらわれています。金彩の網目模様も施されていてエレガントな印象のシリーズです。

ハードウィック

ハドンホールと同じモチーフをブルーの濃淡のみで描いたシリーズです。ジョン・ワズワースが貴族の館ハードウィックを訪れた際、青一色のデザイン「ハードウィック」からインスピレーションを得て、ハドンホールの青一色のカラーバリエーションをハードウィックと名付けました。染め付けを思わせるような独特のブルーがとても印象的です。

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