リチャード・ジノリ「イタリアンフルーツ」とは

「イタリアンフルーツ」はリチャード・ジノリの定番商品です。

リチャード・ジノリのアイデンティティとも言える白地の食器に、青紫色のプラムと、可憐な小花やフルーツが見事なバランスで配置されているのが特徴です。緩やかな金彩のラインと、花びらのように縁どられたブルーのラインが、さらにフルーツや小花の絵を際立てます。

フルーツの絵付けは、一つひとつ職人の手により施されていきます。絵付けには幾種類かのパターンがありますが、そのパターンを決定するのも職人にゆだねられています。同じ食器を並べても一つ一つが微妙に違った絵柄をしているのも、イタリアンフルーツの楽しみ方のひとつです。

イタリアンフルーツの優雅なシェイプは、アンティコドッチアと呼ばれる典型的なロココ様式です。曲線的なラインと、フィレンツェの後期バロック時代の銀細工にインスパイアされたフォルムは、リチャード・ジノリのアイコンともいえる代表的なシェイプといわれています。

「イタリアンフルーツ」は、1770年頃、ある貴族がトスカーナ地方に持つ別荘でディナーを楽しむためにオーダーし、デザインされたといわれています。ディナーセットとしてデザインされたためアイテム展開が充実していて、長い歴史の中で時代に合わせてさらにアイテムの種類が増えていきました。

可憐で華やかなデザインの「イタリアンフルーツ」は、自宅用にするのはもちろん、来客用やギフトとしても最適なアイテムです。

お董姫TOKYOは、食器買取の専門業者です。ジノリ(リチャード・ジノリ、ジノリ1735)の食器を買取強化しています。
コレクションの整理などで不要になった食器があれば、お気軽にお問合せ下さい。

その他の食器コラム

食器コラム一覧