ロイヤルコペンハーゲン「イヤープレート」とは

概要

ロイヤルコペンハーゲンの「イヤープレート」は、1908年に初年度版が発売され、以来100年以上毎年欠かさず販売されているロイヤルコペンハーゲンの有名なコレクションです。各年ごとにデンマークの風景や歴史的な出来事をモチーフにしたデザインが施され、それぞれの年に一度きりの特別な作品として製造されています。

毎年生産が終わると、その年ごとに型を壊してしまうので、イヤープレートは後から追加して生産されることはありません。すべてその年ごとにつくられ発売された物のみが存在します。

イヤープレートは現在も1908年に発売された当時と同じアンダーグレイズ技法で、コバルトブルーの陰影による絵付けがされています。ブランドの特徴であるコバルトブルーによる絵付けが施されたイヤープレートは、1度見るととても印象に残ります。

イヤープレートの美しいデザインは長い間愛され続けていて、毎年の発表を心待ちにする熱心なコレクターが世界中にいることでも知られています。
また、贈り物や自分自身へのプレゼント、大切な年の記念品としても人気があります。例えば、自分や子供の産まれた年、結婚記念、就職や退職の年など、様々な場面で記念になった年のイヤープレートを購入したり、ギフトとして贈ったりできます。

高額査定になりやすいイヤープレートとは

イヤープレートは商品の状態や付属品の有無のほか、発売された年により買取価格が変わります。
制作された年が古いイヤープレートや流通量の少なかった年のイヤープレートは、希少価値がつくことで、買取相場が高くなる傾向にあります。

1908年のイヤープレート

イヤープレートがはじめてつくられた「1908年」のものは、大変少ない数しか制作されませんでした。買取相場も状態にもよりますが、10万円~30万円を超えることもあります。

1940年代~1960年代のイヤープレート

1940年代~1960年代のイヤープレートは国内での流通が非常に少なく、買取価格が比較的高い水準になる傾向にあります。

1995年のイヤープレート

1995年のイヤープレートも比較的高い価格で取引されています。1995年に大規模なストライキが起き販売数が少なかったため、日本国内においては競馬騎手の武豊さんが結婚式の引き出物に大量購入したためあまり流通しなかったことなどが理由です。

2010年のイヤープレート

2010年のイヤープレートは海に浮かぶ氷の上にシロクマの親子が乗っている姿が描かれています。この年のイヤープレートはWWF(世界自然保護基金)とのコラボアイテムとしてターコイズカラーの限定版も販売されていて、ほかの年にはない特別感から人気があり需要が高く、買取価格も上がる傾向にあります。

お董姫TOKYOでは、ロイヤルコペンハーゲンをはじめ、各食器メーカーのイヤープレート、イヤーアイテムの買取査定が可能です。
コレクションの整理などでお困りの際は、お気軽にお問合せ下さい。

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